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マスターの部屋

MUSIC and LIVE Bar-LAYLAの マスターが日々の雑感を痛烈に 綴った日記!!!

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正月の休み中に岩堀さんの著書、「モズライトの真実」を読み終わった。


mosrite.jpg


少々、目からウロコの印象が残った。

僕もエレクトリックギターは持っているが、好んで弾くのはもっぱらアコースティックギターである。

店ではYAIRI製のエレガットを手にすることが多い。

僕がエレキギターというものを初めて認識したのは、加山雄三さんの映画「エレキの若大将」

だったと思う。

偶然だが岩堀さんも本の中で同じことを書かれていた。



その頃僕の兄貴は、ベンチャーズや寺内タケシさんの「津軽じょんがら節」「運命」などのレコードを

しょっちゅう聞いていて、「シビレルわぁ…!」を連発していた。

まだガキだった僕は、モズライトの「モ」の字も知らないし、彼らのギターがどういうモノなのか

などという意識すらなく、ただ「カッコエエなぁ…」と思うだけであった。

「モズライト」という名前を知ったのはそれから7~8年後、GSのOB達で結成したバンド

「ダーティサーティーズ」のライブレコードに録音されていたMCである。

その中で、寺内さんがモズライトというギターを愛用していることを知ったのである。

とにもかくにも、僕が最初に出会ったエレキギターがモズライトであることは間違いない。



この本には、そのモズライトの歴史、創業者セミー・モズレー、ベンチャーズとの関わりが

克明に語られている。

中でも、日本の二つの会社が無断で商標を使い、偽物、贋作のモズライトを売りまくっている

事実は衝撃だった。

さらに、加山雄三さんまでが加担していたという記述は僕にとってもショッキングだった。

そのあたりの複雑な権利関係や、正当な所有者であるロレッタ・モズレー未亡人と岩堀さんに

よる告訴の内容も少々難解ではあるが詳細に記録されているので、関心のある方にはぜひ一読を

お勧めしたい。



ベンチャーズサウンドとともに黄金期を築いたセミー・モズレーだが、晩年は苦悩の日々を

送ったようだ。

ビジネスの目的で渡米した岩堀さんが、ロレッタ夫人の窮状を救い、あまりにも粗末な創始者

の墓標に嘆き、立派な墓標を再構築するくだりは感動的だ。

不当な商標権の乱用(日本人によるものであることは真に残念だが)に敢然と立ち向かう

岩堀さんの正義にはエールを送りたい。

まさに岩堀さんのモズライトに対する愛情が詰まった一冊である。



LAYLAに馴染みのミュージシャンの多くがモズライトとは縁がない。

その多くが、モズライトはベンチャーズやGSサウンド専用という認識である。

かといって、実際にモズライトを使った経験はないのである。

つまり風評なのであるが、ひょっとすると世の中に大量に出回っている粗悪な贋作のせいかも

しれない。

僕は幸運にもLAYLAで中村真也さんの演奏を生で聴かせてもらったが、そんな感じはしなかった。

もちろん、彼のモズライトは真正本物である。

できるものなら、LAYLAのストックに加えて皆に弾かせてみたいものだが、さすがに“ギターの

ロールスロイス”と喩えられるだけに、モズライトは100%ハンドメイドであって、然るに

高価である…残念!手が出ませんワ。



しかし、亀岡のギター野郎にはぜひ認識してほしい。

故セミーの一番弟子であったMr. Jesus Diazが、ひとつひとつハンドメイドで仕上げている工房が

この亀岡にあるという事実をである。


モズライトUSカスタムショップ















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